5月の読書記録
日本文学科卒の元文芸部のくせにあまり本を読みません。
ただ気が向いた時に一気に読む傾向があります。今がそのときです。
どこまで続くかわかりませんがこれを機に読めるだけ読みたいと思います。
【趣味嗜好】
どちらかと言えば近代文学が好き。現代文学はほとんど読まない。暗い話が好き。
①あゝ荒野(寺山修司)
寺山修司好きを公言しておいて読んでなかったのかよ!!
10年近く前に潤くんが舞台化していた作品。観たかったなあ……。この内容をどうやって舞台化したのかも気になる。
ボクシングが題材ということもありかなりマッチョな内容でした。今「未来への10カウント」を観ているので、試合の情景が想像しやすかったです。
最後の1ページはかなり実験的で痺れました。かっこいい終わり方!
1969年に鉄道自殺した女子大生の日記。
彼氏のことアルバイトのこと家族のことに混じって当たり前のように学生運動のことが書いてあるのがリアル。
歴史的な事件を市政のいち人間が語るという構図が好きです。
自殺の直接的な原因は好きな人とうまくいかなくなったから、と言われていますが、前々から自傷行為(ポットのコードで首を絞める、カミソリで指を切る)を繰り返していたり、家族と訣別宣言をしていたりと布石はあったんですよね。
元祖メンヘラ。私たちの大先輩にあたる人かもしれません。
③海と毒薬(遠藤周作)
想像以上に読みやすかった。「戦時中の生体実験」というショッキングなワードが先行するけれど、もっとミクロな、生体実験に関わった医師や看護師ひとりひとりの人柄を追っていくような内容だった。あと講談社文庫の新装版で読んだんですけど、夏川草介の解説が良かったです。「神を持たない日本人」というキーワードに感嘆しました。
最近仕事で研究している「よだかの星」とか「高瀬舟」なんかと並んで、人間のグレーな善悪を描いた名作だなあと感じました。生体実験の是非だけでなく(もちろん非なのは大前提として)嫉妬心から相手の配偶者を寝取ろうとする看護婦とか、いい子を演じているのを見破られまいとする医師とか、細かな善悪まで描きながら、最終的に生体実験にまで持っていく構成が良かったです。特に女性の心理描写が上手いなあと思いました。
遠藤周作って思ったより最近の人なんですね。
初めて青空文庫で作品を1つ読みました。
小学校二年生くらいのときに読んで、今でも忘れられないくらい衝撃的な読書体験をもたらした本。宮沢賢治研究の一環として読み直しました。
結末がわかっていても難しい!流れていく情景全てに意味があるような気がするけれど理解が追いつかない。
すっと物語の中に入っていけるような冒頭がとてもいいな、と思いました。
⑦やまなし(宮沢賢治)
宮沢賢治研究その2。小学校の教科書の定番ですね。
こちらも美しい情景に流されるばかりで理解が追いつかない……。これを小学生が読むのか。何を感じるんだ。
試しに授業案も検索して読んでみたんですが、「自然、弱肉強食の厳しさ」と出ていて「そんな安直な話じゃねえだろー!!(どかーん)」と思いました。
「やまなし」「オツベルと象」は授業してみたいけど自分の力量でできる範囲ではないような気がして怖いですね。
⑧二分間の冒険(岡田淳)
5年ぶりくらいに会った大学の同期の子(男)が「人生のバイブル」と言っていたので読んでみた。なるほどオタクの好きそうなボーイミーツガールの冒険小説である……。冒険とかファンタジーとかめっぽう苦手なので共感できなくて申し訳ない気持ちになっている。みんなで力を合わせて敵を倒そう!だなんて、なんだか道徳の教科書みたいだったなあ。なぜ男の子向けの冒険小説には都合の良いピュアな女の子が必要なのか?設定年齢が小学校6年生なんですけど、小学校6年生の男の子はファンタジーの世界で冒険してるかもしれないが、小学校6年生の女の子はもう生理も来ていて、渋谷で知らない男に声かけられてますからね。男女の精神年齢差(男子の幼さ)を痛感しました。
ハードカバー400ページ超えに関わらず、スラスラと読みやすかった。朝ドラのような爽やかさ。
宮沢賢治の生涯を父政次郎の目線で描いた作品。どこまでが史実でどこからがフィクションなんだろうか。
明治の時代に似つかわしくない、子どもを溺愛し献身的に支える親。これが母親と息子ではなく父親と息子というところが新しいなと感じました。
5月はずっと宮沢賢治について考えていますね。まあ仕事だし楽しいからいいんだけれど。
⑩閉鎖病棟(帚木蓬生)
閉鎖病棟経験者として、フィクションで描かれる閉鎖病棟がどんなもんかと思って読んでみた。慢性病棟のせいか、病院というより老人ホームか就労支援施設って感じだった。自分のときは意外とあからさまに変な人いなかったなあ。
「患者はもう、どんな人間にもなれない。……かつてみんなは何かであったのだ。……それが病院に入れられたとたん、患者という別次元の人間になってしまう。そこではもう以前の職業も人柄も好みも、一切合財が問われない。」
この文には共感できた。入院して仕事からも家族からもヲタクからも隔離されると、自分が何者なのかわからなくなるんだよね。
全体的にテンポが悪く中弛みがひどかった。400ページ中後半150ページくらいでよかったんじゃないかってくらい。
今は井上ひさしの「私家版日本語文法」を読んでいます。難しくてペースダウンしていますががんばります。
以上5月の読書記録でした。
当事者が見たnext to normal
感想という名の自分語りになりそう。
4月10日ソワレで観てきました。
ずっとネタバレ回避していたので、まさかこんな内容とは思わずびっくり。
私は3年くらい前から双極性障害を発症した、言わば当事者です。
人に話をしてもうつ病ほどメジャーではないせいかキョトン顔をされる病名で、フィクションで題材になっているのも初めてみました。
率直な感想としては、「双極性障害って客観的にこんな風に見えているの……?」という困惑。
お芝居の中で、双極性障害を患うママ・ダイアナは家族の中で厄介者のように描かれています。(私はそう捉えました)
特に思春期の娘ナタリーにとっては、ボーイフレンドのヘンリーに会わせることさえ恥ずかしいくらいの存在。
精神病って恥ずかしい存在?これが他の病と精神病との明確な違いだと思います。
はっしーがパンフレットの中で
「アメリカではカウンセリングに行く人が多いから、薬の名前が出てくるだけで爆笑がおこる」
と言ってくれているように、日本と比べて海外の方が精神病に関してオープンな印象です。それでもこういった描き方なんだ……と、先に述べたように困惑してしまいました。
別に作品に対するヘイトがあるわけでも、自分の状態を悲観したいわけでもありません。ただなんとも言えないモヤっとした気持ちが残りました。
(ちなみに上記のはしちゃんの発言、とても嬉しかったです。知名度もあまりない病気なので、好きなアイドルが知ってくれて、学んでくれているのがとても嬉しい)
この物語をダイアナか、ナタリーか、どちらの目線で見るかで受け止め方は変わってくるような気がします。
私はなぜかナタリーの目線で観てしまいました。ママは不安定で、家庭は機能不全。愛情のやじるしが満足に自分に向かわないまま育ってきたナタリーがあまりに不憫でした。
ナタリーを不憫に思えば思うほど、元凶であるダイアナの病を思い「双極性障害は迷惑……」と鬱々とした気持ちになりました……ww
本当に、ヘンリーがいて良かった。
ヘンリーがどうしてナタリーを好きになったのかの描写がないので、ナタリーを支えるヘンリーは本当に天使のようでした。
ヘンリーが追い詰められたナタリーが生み出した幻覚だったらどうしよう……とまで思ってしまったw
また観賞後ツイッターで、ヘンリーとマリファナについての考察も興味深く拝見しました。
全然調べていないので憶測ですが、向こうのマリファナの感覚って、日本では「未成年がタバコ吸ってる」くらいの感覚なのかしら。
もしも自分がナタリーだったら、暖かい家庭でぬくぬく育ったお坊ちゃんには心を開かないと思う。マリファナを吸っている、ちょっとスレているような部分が垣間見れるヘンリーだからこそ、ナタリーは惹かれたのかなと思いました。
ちなみにここがかわいいよヘンリー!ポイントは
・パニックになるナタリーを「シーッ」っと落ち着かせるシーン
・ダンスパーティーに行けなくなったナタリーに「待ってる!」と言うシーン
でした。はしちゃんずっと可愛くて、でも昆ちゃんと並ぶと男らしくて、ずっと双眼鏡でウキウキ橋本ウォッチングしてました。はしちゃんは可愛い(人生n回目のセリフ)
演技や歌の面で言うと、はしちゃんが橋の素で焦っているようなことを言っていた理由が分かった気がしました。
他のキャストさん歌声の声量が段違いで……若干音が割れんばかりで……。
でもはっしーの声は天使みたいに優しいヘンリーにはぴったりでした。えびではなかなか聴けないような低音ボイスもあって、ボイトレの成果かなあ、すごいなあ、と思いました。
物語は、ヘンリーやパパと一緒にバースデーケーキを囲むナタリー、実家に帰ったダイアナ……と、こちらもかなり複雑な気持ちになるラストでした。ナタリー目線で見たらハッピーエンドなんだけど。
普通の家庭に憧れていたナタリー。彼女が得た普通の家庭には、ママの姿はなかったのだろうか。
精神病って昔も今も隔離するもの、というイメージがあるように思います。
大昔には家の蔵なんかに幽閉したり、現代では閉鎖病棟があったり。(閉鎖病棟には外部からの刺激を遮断し、心を落ち着かせるという意味合いもあります。)(刺激がなさすぎて浦島太郎にもなるが……)
現実の世界を描いているお芝居なので、「ママの病気もすっかり完治、家族みんなで誕生日のお祝い!」とはどうしてもいかなかったんでしょうね。
この物語の結末が変わるような世の中になったらいいな、といち当事者は思いました。
それにしても精神病には非人道的な治療が横行していて、薬漬けにされてさらに悪化する……みたいなイメージがありすぎでは?ww
写真はリチウムとリスパダール。パンフレット記載のダイアナの処方箋より。
行先不明感想〜佐々さんと三國くん〜
【注】内容への言及。やや辛口気味です。
最近席運が良くてちょっと怖い。9列の下手側でした。
率直に言ってしまうと、最初から最後までずーーっとイライラして終わってしまいました……。娯楽のときまで仕事の話でイライラしたくなかったなあ。
内容の意図はなんとなく分かります。困難(コロナ)に向かっていく人間の強さとか、日頃陰の立場にいる者の叫びとか、「行先不明」というタイトルの意味とか、やりたいことは伝わるんだけど……。
別に会話劇も嫌いじゃないのだけれど、なぜか今回は中だるみというか飽きがきてしまいました。私の集中力の問題?
確かに社会人だからこそ共感できるような内容ではあるけれど、それにしたってみんなもっとちゃんと仕事してくれよwww
二幕のトリックの種明かしも、なんせ会話だけで進むので頭が追いつかない……シンク下の漂白剤がキーアイテムなら、せめてシンクをセット上に見えるようにしてほしかった。
あとフォーティーンブラスのときにも感じていたけど、若い女性が世間の正論を訴えるって流行ってるんですか?舞台に出てくる女って革命を起こそうとしているかウジウジ泣いてるかの二極化が多い気がする。今回はバブル期の女性観も相まってちょっとくどかったなあ。
「上に立つ者と下に立つ者の対立構造」とか「下剋上の物語」って型として分かりやすくあると思うんですが、今回はそこが中途半端だったのもカタルシスに欠ける一因かと。ヒデが分かりやすく悪者or絶対的に怖い存在で、死に物狂いで不祥事を隠さなければ!そのためにハピネストラベル一致団結!とかなら話も分かりやすいと思う。
しかし贔屓目でしょうか、アツヒロくんと五関様はとっても魅力的でした!
ていうか去年のジャニ伝以来えび担のアツヒロくんに対する好感度爆上がりしてますよね。私もその1人です。またちゃんずーに甘いもの食べに来てください。
アツヒロくん演じる佐々さんはとても良い主人公でした。主人公力は高いけれど程よくオーラを消していて、うだつのあがらない中間管理職を演じきっていました。ていうか佐々さん絶対普通に仕事できるよね?!まともだし!!
アツヒロくんもっとTVドラマとか出てほしい。浮世離れしすぎないちょうど良く普通な人の役をもっと見たい。私が見たい。サラリーマンでもよし、マイホームパパでもよし。ちょっと普通じゃないかもしれないけど、「となりのチカラ」のチカラくんみたいな役でもいい。
五関様演じる三國くんは人間界1年目感がすごくて可愛かったwww普段ハピネストラベルでどうやって働いているんだろう三國くん。しかも新米〜5年目くらいかと思ったら歳30半ばでビビった。インターンの指導もしてた。本当にどうやって生きているんだ三國くん……。五関様の方がずっと世渡り上手で器用なのは確かなんだけれど、この三國くんのミステリアスさは五関様にぴったりだったのでは……などと思い始めてきた。
三國くんいつも怒られててかわいそう〜〜もっともっと物語を引っ掻き回してほしかったな。
佐々さんと三國くんが可愛くて後日妄想をしてしまったよ。以下妄想。
なぜ三國くんがあんなに厳しくインターン指導をしていたのか、あれはすべて自分が新人のときに佐々さんに指導されたことだったとか。メモを用意させたのもお客さんを「お客様」と呼ばせたのも佐々さん。佐々さんははじめこそ「また俺ばっかり厄介ごとに……」と頭を抱えるものの、三國くんの正直さや観察力などの良さに気づいていく。そんなときとある大きなプロジェクトに二人三脚で取り組むことになり……。
というわけで「行先不明エピソード0〜消えた温泉まんじゅう編〜」の上演お待ちしております。
メモ:キムタクは生きるリポビタン
「ラブジェネ」も「HERO」も何も見ていないにわかが、日本人全員がすでに知っているキムタクの魅力について語ります。まじで何も考えていないメモです。
高校生のときちょっとだけSMAP(中居さん)の茶の間ヲタだったことがあるんですけど(つよぽんが捕まる一週間前に好きになりました)、そのときにスマヲタのお姉様から「『キムタク』という呼称は一般大衆が名付けたものでありヲタクは使ってはならない」という教育を受けました。といいつつついつい普通の会話では「キムタク」と呼んでしまうのですが。でも郁人が呼んでいるように「木村くん」「木村さん」と呼ぶように意識しているところです。なんの話だ。
今回の記事では一般的なキャラクターとしての木村拓哉について語りたいので「キムタク」と表記します。
それまでほとんどキムタクドラマを見てこなかった自分が、数年前「グランメゾン東京」にハマりました。見始めた動機は推し(河合郁人)と話題を共有したいという不純なものでしたが、とにかくドラマの内容が面白く、登場人物も魅力的で、週末が待ち遠しくなり、スカッとした気持ちで月曜日を迎えられる、そんなドラマでした。
なかでも主人公の尾花夏樹は大人でありながら少年のような熱血さを持ち、様々な困難やトラブルに果敢に挑戦し、鮮やかにクリアしてみせます。
先週から放送が始まった「未来への10カウント」の主人公桐沢祥吾は無気力なフリーター。しかし昔アマチュアボクサーだった頃の実績を買われ、無理矢理ボクシング部のコーチにさせられます。ヤンキーに絡まれて覚醒する桐沢がかっこよかった。ボクシング部の高校生たちに心動かされ?ボクシング部のコーチとして動き出すところで1話は終わりました。
木曜ドラマ『未来への10カウント』2022年4月14日スタート【毎週木曜】よる9時~放送<初回拡大スペシャル>/ティザー30秒PR - YouTube
両作品を観て思ったことは、キムタクは常に大人のための少年漫画のヒーローだということです。
キムタクは絶対に困難に立ち向かうし、絶対に事態を好転させる。日本中の誰もがそんなキムタクを知っているし期待をしている。
そのキャラクターに心を動かされるようになったのは、自分が社会人になってからでした。
日々の生活のなかでどんなに理不尽なことがあっても、ドラマのなかのキムタクがすべて吹っ飛ばしてくれるから、明日もがんばろうと思えています。
私は嵐もA.B.C-Zも大好きだけれど、そんな風に思えるのはキムタクだけです。それだけキムタクは唯一無二のスターなんだと思います。
「未来への10カウント」では高校生を相手にどんなかっこいい大人の姿を見せてくれるのか楽しみです。
もうSMAPを知らない今どきの中高生にも、キムタクというヒーローがいることを知ってほしいな。
そういえばSMAPは2ndシングルから働くパパの悲哀を歌っていました。また最近通勤中に「SHAKE」をよく聴きます。「明日は休みだ 仕事もない 早起きなんか しなくてもいい」たったそれだけのことで渋滞のタクシーもガムを踏んづけてもイライラしない。
この歌詞の尊さに気づいたのは社会人になったからこそ。SMAPはいつまでも働く大人のリポビタンです。
追記 人生でこんなに「キムタク」と書いたのは初めてです。さてこの記事には何回「キムタク」が出てくるでしょう。
六本木歌舞伎〜ハナゾチル〜 感想
以下、内容のネタバレを含みます。
2022年初めての現場でした!準備から久しぶりすぎてワクワク……。ここからえびちゃん舞台シーズンが開幕しますね!!郁人にも舞台を!と思ったら始球式が決まって大慌てでした。
さて今回は歌舞伎観劇ということで、せめてにわかと名乗れるレベルを目標に勉強をしていきました。色々下調べはしていったものの会場に向かう途中の電車で拝見した↓の動画がとてもわかりやすかったです。
https://youtube.com/shorts/wHyvI3pBmnw?feature=share
席はG列上手、とても臨場感あるお席でした!EXシアターは初めてでしたが、エスカレーターを移動しながら(ここがクリ魂でワンカメした廊下……)と感動しました。クリ魂体調悪すぎて行けなかったんだよなー。
というわけでEXの感想ですが、床の造りのせいか?足音やヒールの音がよく響きますね。途中入場されるとちょっとなぁという感じでした。
物語冒頭は、現代の世界で警察から逃げる泥棒のとっつー、突然親父の声に呼ばれて江戸にタイムリープしてしまい……。
現代のとっつーはとにかくスキニー!!!スキニースキニースキニー!!!!!!
今まで全然男性のスキニーにフェチを感じたことはないですが、とつの太ももとおしりの絶妙なむっちり具合が最高すぎて……。G列で双眼鏡構えて舐め回すようにケツを追うな。
とっつーが親父の声に呼ばれて江戸時代にタイムスリップし、本格的に歌舞伎のシーンが始まります。
ストーリーは面白かった!予習の甲斐もあって白浪五人男を楽しく観劇できました。女形を見破られて男に戻る海老蔵の演技がかっこいい!あのハスキーな声がいいですね。
「義賊」「グループ」「決め台詞」と今のヲタクも大好きな要素が盛り沢山でワクワクしました。後半の派手な殺陣もかっこよくて飽きない!!
歌舞伎ってゆっくりゆ〜っくりしゃべってゆ〜っくり動くイメージが強かったけど、こんなに華やかで動きもあるんだなあと勉強になりました。
(でも正直言えば、江戸時代にいるとっつーをもっともっと見たかったよ〜阿呆浪士とか未来記とかの、時代劇でべらんめぇにしゃべるとっつーが大好きなので……)
カーテンコールではとっつーと海老蔵がベースに合わせてざえびを踊ってくれました!かわいい!舞台に立っているとっつーってかわいいよなあ。
ずっと気になっていたけど難しそうでなかなか足が向かなかった歌舞伎に連れてきてくれたとっつーに感謝です。本当に良い教養を浴びたなあと思いながら帰りました。
えび落語〜春の桜えび寄席〜
私的落語ブームが再熱しています。
実は10年弱前、大学のサークルで落語を演っていました。そこそこ有名なサークルでしたが私の実力は万年ベンチ(文化部におけるベンチという概念……)、不真面目部員でした。
大学卒業後はめっきり落語から離れていましたが、先日体調を崩し、アイドルの映像や音声がちょっと辛いな、となったときにちょうど良かったのが落語でした。おじさんがひたすら喋っているのを肩の力を抜いて聴けるのがとてもよかった。情緒が乱れた時にはおすすめです。
さて体調も大分回復致しましたので、私のお気に入りで、えびちゃん5人にぜひやってもらいたい落語をチョイスしてみました。メンバーによって選出している噺の数が違いますが他意はないです。本当に思い付いただけです。
落語って話数が多すぎてどこから聴いていいかわからないですよね。以下のリストが貴方様のきっかけの一助となりましたら幸いです。
【はっしー】
・真田小僧
ぷりてぃはっしーめろめろきゅーん☆゚・*:.。..。.:*・゚ヾ(б_б*≡*б_б)ノシ・゜゚・ *:.。..。.:*☆な噺です。おませで賢い小僧とお父さんの噺。
大学当時サークル内で一番可愛かった男子が演っていてその場の全員が悶え死んだ伝説があります。
おぢさんはっしーにならいくらでも課金するヨ……
・たがや
こちらはイケメンはっしーです。職人がえらいお殿様に楯突いて喧嘩売る噺です。スピード感ある殺陣のシーンや勢いよくクライマックスに向かっていく様子がスカッとカッコ良い!!最後オチを叫びながら頭を下げるはっしーが見たい!ていうかはっしーこういう感じの役演ってるイメージないなー。
【郁人】
・王子の狐
美人と若い男と子狐が出てきます。全部見たい。全部演ってほしい。なぜか郁人には女役を演らせたいんですよね〜。落語に出てくる男ってすごいバカかせっかちかおじいちゃんかみたいに極端なんですが、この若い男は本当に普通の若者で、女の子にも優しいので素っぽい郁人が見れたら嬉しい。郁人のかわいい子狐も見たいなあ。
5代目円楽さん多いですが滑舌が良く分かりやすいのでおすすめです。
・金明竹
江戸版ジャパネットたかた。とにかくしゃべれしゃべれしゃべりまくれ郁人!!
・大工調べ
しゃべりまくり郁人第二弾。この噺の啖呵は有名で、噛まずに啖呵を言い切れたら拍手が起こります。せっかちで喧嘩っ早い郁人……Twinkle魚屋さん……?小紫さん……?ヲタクはせっかちな郁人が大好きです。
【とっつー】
・芝浜
夢がテーマの噺なので絶対に絶対にとっつーに宛てがいたかった!!!とっつー芝浜やってくれ!絶対素人ができない大ネタだけど!!!
あのオチのセリフをとっつーの口から聞きたいんじゃあ(cvノブ)
あと魚売りが主人公なので阿呆浪士感ある。
・粗忽長屋
とっつーにはこういう不思議な噺を演ってもらいんだと思う。粗忽長屋も哲学ですからね。
江戸っ子全開なとっつーが大好きなんですが、この噺なら元気なとっつーもぽやぽやしたとっつーも見れます。ぽやぽやしたとっつー、カービィ味が増して絶対かわいい。
・人情八百屋
談志が創作?したらしいこの噺。談志スタイルでバンダナ巻くとっつーにはぴったりですね!やや残酷な面もありますが、人情味溢れる粋な噺なので最近一番のお気に入りです。
とっつーは人情や粋が分かるしそれを表現することもできると思っているのでついついこういう噺ばかり演らせたくなる。
ビートたけし 人情落語 【おふくろ&八百屋】 北野たけし コント - YouTube
とっつーに関しては立川流が多いな!!
【塚ちゃん】
・強情灸
着物の袖捲り上げてあの上腕二頭筋を見せて欲しい!!もしも塚ちゃんがこの噺のようなシチュエーションに居たらきっと同じように行動しそう!!美人のお姉さんが見てるからあっつあつのお灸全部いっぺんにつけちゃうよ!!(゚∇゚)
桂宮治「強情灸」【真打昇進記念 蔵出し落語】 - YouTube
・千両みかん
元気な塚ちゃんもいいけど、ちょっと困っているっていうか「ふえぇ(;ᯅ;)」ってなってる塚ちゃんも見たいよね。この噺は若旦那がみかんを求めて振りまわされるんですが、元気いっぱい振り回されてほしい(実際かなり勢いが必要なセリフがある)そしてみかんに惑わされてほしい。この噺はオチも塚ちゃんっぽいんですよね〜。元気な面、ちょっと不思議な面、塚ちゃんは落語の主人公がよく似合う。
《追記》
・お菊の皿
待ってお菊の皿忘れた!!!お菊の皿でアイドルするリカちゃん見たい!!!
【五関様】
・後生鰻
theシュールな噺。生き物の命を掌握する五関様。ちなみにこれ自分も覚えましたが全体的に大騒ぎしない渋い噺なのでかなり省エネです。淡々とやってほしいですね。ていうか五関様まだ前座なのに真打と間違えられてそうだし同じ前座にお茶とか煎れてもらってそう。
・死神
五関様に呪い殺されたい人挙手!!!!!はい!!!!!!!!!
2021年現場まとめ
1月!久々に現場のない1ヶ月いかがお過ごしでしょうか!
2021年の現場とトピックを月ごとにまとめます。
今年はコロナ禍にもかかわらず現場行きまくったな〜〜という感じです。
2020年は体調が悪く、えび座映画応援屋クリ魂すべて干してしまったのが相当心残りだったので、「これは去年のえび座の分ーーーー!!!」という気概でチケットを取っていました。積年の恨み(恨み?)が消化されてよかった。
【1月】
4日・相葉雅紀、体調不良でVS魂収録欠席
これ21年か〜懐かしいな。コロナや肺気胸じゃなくて安心しました。2020年たくさん働いたんだから休め休め〜みたいな。代打のメンツがにのとヒナだったのもよかったなあ。
【2月】
1日・その頃A.B.C-Zは芝を滑っていた
13日・Oslo ソワレ
坂本くんご結婚おめでとうございます……(リアルタイム)。10年ぶりに生で観た坂本くんかっこよかったなあ……(郁人の話をしなさい)
内容がかなり重厚で、忙しい郁人がこの内容を咀嚼して2役演じきっていることに驚きました。郁人お疲れ様……。
【3月】
13日・未来記の番人 ソワレ
元気な役をやっているとっつーが大好き!桜餅みたいな着物着てるとっつー可愛かった!!
【4月】
現場、トピックスなし
【5月】
6月からのツアーが決まってひたすら紫色の服を探していました。世の中には紫色の服がなさすぎる。
【6月】
6日・But Fan Key Tour 名古屋 夜公演
久々の現場!久々の遠征!!席もセトリも良すぎて連戦を決意した公演。
【7月】
3日・BFT 仙台 夜公演
19日・BFT 大阪 夜公演
31日・ピース ソワレ
2週間おきに現場があった夢のような月。人生で初めてチケットを一般販売電話で勝ち取りました。本当に繋がるんだチケットぴあって。
【8月】
21日・フォーティンブラス ソワレ
23日・橋本良亮コロナ感染→フンとブン公演中止
はっしーコロナ感染は、ついに来てしまったかー……という感じでしたね。夏と君のうたのリリースに被っていて、生放送のたびに心配していたのが8月末でした。
あとは櫻葉のオリンピック特番をひたすら観ていました。郁人がゴゴスマのMCになったこともあったね!
【9月】
2日・夏と君のうた タワレコポスターくじ捜索の旅
23日・BFT 奈良 夜公演
タワレコポスターが地元で品切れとなり、錦糸町、渋谷とポスターくじを求めて彷徨っていました。
奈良は2年ぶりの宿泊遠征で本当に楽しかった!!最高の誕生日になりました!!
櫻葉結婚に際しましては、人生で1番周囲から連絡をいただきました。本当に人生で1番大変でショッキングでしたが、色んな方のお力添えと温かいお言葉でなんとか生きています。
【10月】
20日・BFT 東京 昼公演
夜公演
楽しかったBFTが終わってしまった!!全ステはできなかったけれど、初日からオーラスまで見届けたのは初めてで、本当に達成感でいっぱいになりました!
【11月】
3日・嵐Film ドルビー上映初日
26日・嵐Film 全国公開 初日舞台挨拶 ライブビューイング 9時回
ドルビー上映は終了後、深夜の横浜を彷徨うことになったのですが、この話がブログでもリアルでもなかなかウケたので痛い目見てよかったなあと思いました。
舞台挨拶ライビュは朝早すぎて本編全部爆睡こいたのが思い出です!!(最低)
【12月】
11日・ジャニーズ伝説 マチネ
17日・ジャニーズ伝説 ソワレ
21日・ジャニーズ伝説 ソワレ(大千穐楽)
22日・嵐Film 応援上映
24日・嵐Film 応援上映
31日・ジャニーズカウントダウンライブ
映画も合わせると年間で1番現場の多い月になりました!いや〜ジャニ伝本当によかった。
そしてなんといってもジャニヲタ15年目にして奇跡のカウコン当選(制作開放席)を果たしました。なんと贅沢すぎる現場納めだ。
21年は本当に現場に恵まれていましたね。とりあえず行きたい現場は行きたいだけ行ったぞ!!やりたいことやったもん勝ち青春なら!!(勇気100%)
ここ数年はずっと単番単独行動だったんですが、21年は現場を通じてお友達ができたのもとても嬉しかったです。おともだちとあそぶのたのしー(幼女)です。
22年はえびの10周年!もっともっと素敵な現場に行けますように!
【2021年現場】
コンサート 7回
舞台 7回
映画 4回
合計 18公演